肉食と環境問題について

環境問題

どうも、龍青です。twitter ryusei12157

今回は、

「肉食は環境問題に繋がると聞いたけど、どのような問題があるか知りたい」

「肉食を減らす場合、他に何を食べれば良いの?」

「肉食と環境問題に対してアウトプットしたい」

そのような疑問や悩みについて書いてみようと思います。

今後、肉の代替品として間違い無くフェイクミートの需要は伸びますし、
肉食以外の選択をする事で、「無理なく美味しくダイエット」出来る時代になっているので、

これからはこのような情報を抑えておくと「得徳」ですよ~。

・本記事の内容(目次)
■肉食はどのような環境問題に繋がるのかまとめ
■ヘルシーで美味しい~お肉の代わりとは

どのような環境問題に繋がるのかまとめ

細かく書けばキリはないですが、主に以下のような問題があるとされます。

●地球温暖化

肉汁がしたたるステーキを1kg食べるごとに、車で100km走るのと同じ量の温室効果ガスが排出されます(Environmental Working Groupデータ)

また、食糧農業機関によると、家畜業が排出する温室効果ガスは、世界の全排出量の18%にもなります。

食品別の温室効果ガス排出量ランキングトップ10を上げると以下のとおり
(Environmental Working Groupデータ)

①羊肉 39.3kg
②牛肉 27.1kg
③チーズ 13.5kg
④豚肉 12.1kg
⑤鮭(養殖) 11.9kg
⑥七面鳥肉 10.9kg
⑦鶏肉 6.9kg
⑧ツナ缶 6.1kg
⑨卵 4.8kg
⑩じゃがいも 2.9kg

殆どが食肉です。サイトによってはジンギスカン(羊肉)は牛肉の5倍温暖化ガスが排出されるともされます。

因みにですが、よく肉の代わりに用いられる大豆はというと、豆腐が2kgなので、温室効果ガス排出量は肉食の10分の1以下ということになりますね。

また、CO2より23倍の温室効果があるメタンガスは排出量の21%が畜産業です。(反芻動物のゲップ・・・16%家畜の糞尿・・・5%)

さらにメタンガスより強力で、CO2の300倍の温暖化効果をもつ亜酸化窒素の 65%を畜産業が排出していて、オゾン層破壊物質として危険視されています。

その原因が肉食なのです。

●水不足

仮想水計算機
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html

↑これ、面白いですよ。肉やお米などを食べたらどれくらいお水を消費するのかなどを自動計算してくれます。

これを元に調べると牛肉1kgに必要な水の量は何と2万600リットルで、お風呂に換算すると103日分です。

僕は空手をやっているころ、打ち上げは必ず焼き肉でしたが、育ち盛りの子どもが20人以上集まると、10キロは軽く食べてしまいます?

そうすると、約3年間お風呂に入れるだけのお水を一日で使う事になってしまいます。

何故これだけの水が必要かというと、
飼料であるトウモロコシの栽培に大量の水を使うからです。

●糞尿

PETA (動物の倫理的扱いを求める人々の会)によると、食用に飼養されている家畜が排出する糞便は、全人口が排出する130倍
※凄いですね。一日130回う○こしないと追いつけません(笑)

ノースキャロライナ州で1995年に起きた事故では、ニュー・リバーに2500万トンの豚の排泄物が流出して、1000万から1400万匹の魚が死、貝の沿岸養殖場36万4千エーカーが閉鎖されました。

豚の排泄物流出は、フィエステリア・ピシシーダと呼ばれる有毒な微生物の急速な増殖の原因となり、ノースキャロライナ州だけでもこの微生物により10万匹の魚が死にました。

これは一例に過ぎませんが、家畜の糞尿は環境破壊に繋がっているのです。


●森林伐採


畜産業は、放牧のために地球の全地表30%を使用し、
家畜を育てるのに必要な穀物の生産に、すべての耕作地の33%を使用

アマゾンの伐採された森林の 70%が放牧地へと変わっています。。
過去40年間で消失した南米の熱帯雨林の40%(1750万ヘクタール)は牛肉に変わった。

南米の熱帯雨林を保護したときの経済価値は、
放牧地に変えたときの経済価値の46倍だといわれる

現在、世界の熱帯雨林は、 一日でニューヨークより多くの面積が消失している。この原因も肉食にあります。

このように毎日何気なく食べている食事が、
実は環境問題に大きな影響を与える可能性があるのです。

皆さんの住んでいる場所が、

「今日から牛肉を生産するので、立ち退きしてください」

と言われれば、どのように思うか…

でもそこに住む微生物や植物、どうぶつにとっては同じ事を言われています…

しかも彼らは「断る権利」はありません。

農作にせよなんにせよ、僕たちは生きている以上は何かしらの環境を破壊して生きています。

で、あれば開きならず、なるべく環境破壊に加担しないライフスタイルを送るべきではないかと思います。

少しづつでも良いので、肉食を減らしませんか?

ヘルシーで美味しい~お肉の代わり

このような記事を初めて知ったとき、

「でも肉は食べたいな」

「タンパク質が不足しないか心配」

そのように思う氣持ちはめっちゃわかります(笑)

しかし、僕は肉をやめても体力も筋力も維持出来ましたし、
植物性だけのもので、タンパク質は補うことが化学的にも証明されています。
参考論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11424545/

どうしても動物性タンパク質が必要だというのであれば、
たまに魚を食べれば問題はありません。

最近は世界的にヴィーガンミートの需要も高まっていて、動物性のものを使わなくても美味しいタンパク源は沢山ありますので、
菜食=しょぼいし我慢とういイメージは過去のものになりつつあります。

ドトールでヴィーガンバーガーが販売されたり、
完全ヴィーガンではないものの、モスバーガーでもベジバーガーは販売してます。

ドトールのヴィーガンバーガーは、
味も美味しく食べ応えもあって値段もお手頃なのでよいですね。

世界的にはバーガーキング、ケンタッキーなど大手メーカーもヴィーガンバーガー、ヴィーガンチキンを販売していますし、

なんとマクドナルドも、100%植物性の「McPlant」を発売することを発表

今後、需要は確実に伸びる事は間違いないですね。

環境に配慮することが、ビジネスに直結する社会になりつつありますし、
今後のトレンドとしておさえておくとよいですよ。

しかし、僕がお肉をやめたと周りに伝えたときは、

「えっ肉食べないの?」

「宗教?大丈夫?」

とかよく言われたなぁ(笑)

そのような社会は終わろうとしていますね。

個人的には添加物などの健康面は氣になるものの、環境に配慮された食品が増えていくとよいデスね。

健康面で考えれば、加工品は良くないので、そこは間違えないように。
如何でしたでしょうか?
少しづつ肉食を減らしていけると、環境面だけでなく健康面でも良い効果は沢山ありますので、それはまた、書きますね。

肉食に関してはこちらの記事も良かったらどうぞ

まとめ

・肉食をやめると健康的で尚且つ、美しくなり、環境にも優しい

・家畜業が排出する温室効果ガスは、世界の全排出量の18%

・CO2より23倍の温室効果があるメタンガスは排出量の21%が畜産業

・CO2の300倍の温暖化効果が亜酸化窒素の 65%を畜産業が排出

・牛肉1kgに必要な水の量は何と2万600リットルで、お風呂に換算すると103日分分

・食用に飼養されている家畜が排出する糞便は、全人口が排出するものの130倍

・畜産業は、放牧のために地球の全地表30%を使用

・アマゾンの伐採された森林の 70%が放牧地へと変わっている

・過去40年間で消失した南米の熱帯雨林の40%は牛肉に変わった。

・ヘルシーで美味しい~お肉の代わりは今は沢山ある

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