どうも、龍青です。(twitter ryusei12157)
「酵素は体に良いと聞いた」
「しかし検索しても何だかわかりづらい」
そんな人に「酵素とは何か」4年間で300人以上に指導してきた実績を元に解説します。
目次 ・酵素とは何か? ・酵素は何種類あるの? ・体内の酵素を温存する方法 ・酵素はどのように補給するべきか
酵素とは何か?
消化⇒吸収⇒代謝(体を組み替える)⇒排泄という
「食べて、排泄する」という生命活動の基本に大きく関わっている栄養素が酵素です。
例えば、リンゴを食べてリンゴのまま肛門から出てきたら完全にホラー映画ですが、そうならないのは体内で酵素が大活躍してくれているからです。
「食べて、排泄」
当たり前過ぎて普段意識しないことですが、
それは決して人工的に生み出す事が出来ない「奇跡」であり本当に素晴らしい事なのです。
酵素が不足してくると、上記一連の「消化⇒吸収⇒代謝⇒排泄」の流れがうまく出来なくなるので、上手く体を作る事が出来ずにガタが出てきて、、、
・毎朝ダルイ
・便秘
・シミや、シワが増える
・白髪が増える
・お腹が出る
・頭痛
・疲れやすい
・眠れない
などの不調和が起きて、さらに酵素が不足することで病気になります。
加齢と共に体の不調が起こりやすくなるのは体内の酵素が不足してくるから…
そうならない為には常に酵素を補給して、無駄使いしない事が大切です。
「あの人はいつまでも老けない、若々しいよね」
そんな人いますよね。(芸能人の整形など反則技は別)
そのような人は上手く酵素を温存している人であり、
反対に老けている人は酵素を浪費している人です。
酵素は英語でenzyme(エンザイム)と呼び、ビタミン・ミネラルはcoenzyme(コエンザイム)と呼びます。coenzymeは「酵素を補佐する役割」と言う意味なので、ビタミン、ミネラルという重要な栄養素も「実は酵素を補佐する役割」として存在するのです。
酵素がどれほど体内で重要かということですね。
酵素は3種類ある
①消化酵素⇒食べたものを消化する酵素
②代謝酵素⇒体を作り維持してくれる酵素
③食物酵素⇒食べ物に含まれている酵素
まずは、この3つを抑えましょう。
①と②は体内で作られる酵素で「体内酵素」といわれます。
③は外から摂取する酵素で「体外酵素」ともいわれます。
三大栄養素と言われる、炭水化物、タンパク質、脂質も、
そのままでは「私達の体」に組み替えることが出来ません。
炭水化物(お米・いも類)はアミラーゼという消化酵素がブドウ糖にまで分解することで、体の一部として使われます。
同じく、タンパク質(魚・大豆)はプロテアーゼという酵素がアミノ酸に分解します。
脂質(亜麻仁油・ごま油)はリパーゼという酵素が脂肪酸にします。
このようにそれぞれの栄養素に対して、酵素が一生懸命「体のために働いている」ので、我々は食べ物を栄養にして生きていけるのです。
なので体内の酵素を使い切ってしまうと、生命活動が止まります。
つまり「酵素が尽きたら人間は死ぬのです」
お金が無くなると我々は生活出来ませんよね?
それと同じで、酵素は「命の預金残高」みたいなものだと思って頂ければと思います。
なので、出来るだけ体内の酵素を減らさないように生活することが、健康長寿の秘訣なのですが、現代人は酵素の無駄使いをしているため、本来ならば150年は生きていけるだけの酵素残高を、ジャブジャブ使い寿命を縮めています。
ではどうすれば、酵素を温存して「いつまでも若々しく元氣に生きていく事」が出来るのでしょか?
体内の酵素を温存する方法
①食物酵素をしっかりと摂取する
②食べる量を減らすこと
ポイントとなるのが、この2つです。
①食物酵素しっかりと摂取するとは
体内酵素をサポートしてくれるのが、食物酵素です。
食物酵素とは文字通り「食べ物に含まれている酵素」なので、食べ物から摂取するのですが、全ての食べ物から摂取出来るワケではなく、
食べ物には「体内の酵素を奪う食べ物」と「体内の酵素を助ける食べ物」があるのです。
先ほどお伝えした通り、酵素の働きとは簡単に言えば「食べ物を消化して私達の体の一部にする」事です。
ということは、消化に良い食べ物ほど体内酵素は少ない量で済み、消化に悪い食べ物であるほど体内酵素を沢山消費します。
「薄い鉛筆で書かれた文字」を消す時は「サっと」消しゴムで消せますが、「濃く刻み込むように書いた文字」は、何回も消しゴムで「ゴシゴシ」しなくては消えないので、消しゴムがドンドン消費するイメージです。
では、焼き肉とフルーツはどちらが「酵素を消費する食べ物」でしょうかか?
答えは簡単ですよね。
体内の酵素を奪う食事と助ける食事を簡単に纏めると以下になります。
・奪うもの
肉食などの加熱したタンパク質・揚げもの・添加物まみれの加工品・スナック菓子
・助けるもの
サラダ・フルーツ・伝統的な製法で作られた発酵食品
ざっくりと説明すると加熱した食品は酵素を奪い、生の食べ物(ローフード)が酵素を助ける食品です。
何故ならば、酵素は熱が苦手なので「48度以上」の熱で酵素は壊れていき、
菌が酵素を作り出すため、殺菌処理や化学物質などが苦手だからです。
な・の・で
「焼き肉うめぇ~」
「揚げ物最高~」
とあなたが唸っている裏側で、酵素がブラック企業のように働かされるている事をお忘れなく。
因みに酵素栄養学の世界では、玄米はあまり体に良くないとされます。
それは酵素阻害をする物質が入っている事と、消化に悪いとされるからですが、
それは大きな誤解なので、またいずれ書いていきます。
②食べる量を減らすこと
食べ物を食べると必ず体内の酵素は多かれ少なかれ使われます。
買い物をすればお金が減るのと同じです。
サラダが300円だとしたら、焼き肉は3,000円。
食べ物によって酵素の支払いが変わるだけで、どちらにせよ酵素は使います。
だから、究極の酵素温存方法は、ある意味食べない事です。
なので、1日3食食べる人より、2食、1食と減らしている人の方が酵素を温存して、長生きするのです。
酵素の温存を意識した生活を送ると
・便秘の改善
・肌がキレイ
・疲れづらい
・よく眠れて、朝スッキリ
・集中力、記憶力アップ
・体力向上
・精神安定
・慢性病の緩和
などなど、その他にも沢山のメリットがあります。
酵素はどのようにして補給するべきか?
基本的には先ほど書いた通り、サラダやフルーツなど生の食材(ローフード)をメインに食べる事です。
そして、味噌・醤油・梅干し・納豆などの発酵食品を積極的に摂りましょう。
発酵食品は本当に重要。
何故ならば体の外から摂る酵素で一番大切で最高なものは、善玉菌が生み出す酵素だからです。
善玉菌が生み出した酵素は体内の酵素と同じような働きをしてくれます。
その威力は体内で創り出す酵素の150倍とも言われますので、腸活をすることが最も体内の酵素を温存することに繋がるのです。
いつも書いてますが、食材は出来るだけ無農薬、発酵食品は伝統的な製法で作られたものにしてくださいね。
酵素は微生物のアウトプットですから、農薬や添加物などの微生物を殺すものが添加されていては本来の力は出せません。
また、
「市販の酵素ドリンクは何がオススメですか?」
とよく聞かれますが、僕個人として現在オススメ出来るものはありません。
その中で強いて選ぶべきポイントは、添加物などを使っていない農薬フリーの酵素かと思います。
安価なインチキな酵素を摂るよりも、「ぬるま湯で溶かした味噌汁」の方が遙かによいと思いますので、まずはそこからやってみましょう。
また、生の食材を食べる時のワンポイントアドバイスとしては
食材をすりおろすことで、食材の細胞膜に閉じ込められていた酵素があふれ出し、酵素量が2~3倍かそれ以上増しますので、オススメです。
大根おろしなんかは最高ですよね。
昔の人は酵素栄養学なども知らないのに、理にかなった食事をしていたのです。
先人達の知恵には驚かされます。
やはり昔ながらの伝統的な食生活に答えがあります。
では今回はこの辺で。
また酵素に関してはシリーズで書いていきますのでお楽しみに。
まとめ
・酵素とは生命活動の基本に大きく関わっている栄養素
・いつまでも若々しくありたければ、常に酵素を補給して無駄使いをしない事が大切
・酵素には消化酵素、代謝酵素、食物酵素の三種類がある
・酵素を温存する方法は食物酵素をしっかりと摂取する、食べる量を減らす
・善玉菌が生み出す酵素が最高の体外酵素
・市販の酵素ドリンクに頼るまえに発酵食品の積極的摂取を
龍青
コメント